長文にお付き合いいただきありがとうございます。メンテナンスアドバイザーの栗下です。

実際にお勧めの方法を今回は紹介していきたいと思います。

 

スレート カラーベストのお手入れ。

 

 

・お肌の若返り

 

人のお肌と同様に、どんなにしっかりお手入れしていたとしても日光や酸性雨、温度差の

 

影響は徐々に数十年かけて受けているのです。

 

車と同じように、年数が経った建材のお手入れは手間もかかりますし、お金もかかります。

 

次から次へとトラブルが発生して、余計な出費になることもめずらしくありません。

 

特に外気に晒されている部分が傷んでしまうと雨漏れを起こし早急な補修が必要になります。

 

突然の大きな出費になって、悩まれる方を数多く見てきました。

 

安心できるメンテナンスはシンプルに、新しくしてしまう。という事です。

 

 

 

どのような方法でどのような素材で?新しくするのが安心できて費用も抑えることができるのでしょうか??

 

 

まず現状のスレート(カラーベスト)をどおするのか?古い物ですと石綿(アスベスト)を含む物が大半です。剥がして処分するとなれば、飛散防止対策をした上での撤去費用、処分費用で一般的な住宅で20万円~30万円(形状、面積により異なる)必要になります。

また剥がした際の痛みにより補修が必要になれば補修費用も発生します。

 

 

 

 

1カバー工法がお勧め

 

費用をかけてでも全交換?? たしかに全て交換してしまえばスッキリしますが、解体、撤去、処分費が

 

かかってきてしまいます。一般的な個人の倉庫でも20万円程度かかります。

 

費用の事を考えれば、スレート系屋根のメンテナンスにはカバー工法(重ね葺き)をお勧めしています。

 

現状の屋根を解体することなく、あらたに防水シートと軽量な瓦を既存の屋根の上に施工する方法です。

 

カバー工法にも各社独自の考え方で何種類かの施工方法が見受けられます。

 

値段や工期にも違いがあり、値段だけで選ぶと10年後20年後後悔することになるかもしれません。

 

2、カバー工法の色々 違いは見えないところにアリ!!

 

何が違うのか!?ズバリ下地の施工方法です。 既存のスレート下地として利用して

 

直接瓦を載せるか 新たに下地を施工するのか 施工するならどんな下地なのか?

 

(どんな場合においても防水シートは施工します。しないのは問題外です。)

 

これによっても値段や工期は大きくかわります。

 

 

 

 

 

 

 

 

調査の段階で屋根を歩いた際に 沈む しなる など既存の屋根下地の寿命が近い場合は

 

防水シートが寿命を迎え、その下のベニヤなどの下地が長年の湿気で腐る、湿る、張り合わせてあるボンドの効果が切れ

 

ている。などの状態になっている事が予想されます。症状が進むと波を打ち始め、強度が低下しています。 そのまま直接

 

新しい瓦を葺いても綺麗に施工ができません。そして、今後何年も安心できる屋根とはいえません。 

 

本体を貼る前に胴縁とよばれる物を施工するか、全面にベニヤ板を施工してから防水シートを貼って本体を施工するのが

 

一般的です。 下地施工方法により重さ、強度、費用が異なります。

 

 

 

 

 

カバー工法にお勧めの瓦は?

 

色々な瓦があります。どれがいいの?迷いますよね?

 

パンフレットやカタログを見ても、ほんとに書いてある通りなのかは誰にもわかりません。

 

なぜなら実験結果から何十年持つと判断して記載されていますが、販売されてから

 

実際に数十年経過していない商品が大半なため、実際に大丈夫だったのを見た人がいないからです。

 

過去に大手メーカーの商品でもリコール対象になってもおかしくないだろう!!という

 

粗悪な商品も目にした事があるので、商品紹介には慎重になっています!!

 

私の個人的な意見にはなりますが、耐久性、重量、値段 総合的に何が個人的にお勧めしたいとおもいます。

 

 

お勧めはガルバリウム素材の板金屋根!

 

1.色々な瓦があり、軽い軽いといわれていますが、その中でもダントツ軽い。

 

厚さ0.5mm以下でとても薄く丈夫で耐久性もある金属素材です。

 

2.塗装品質の向上 メッキ処理技術の向上

 

板金建材は昔から使用されており、時を経て、現在の製品では20年~30年の耐久性があるといわれています。

製造メーカーも15年保証 20年保証を材料につけている商品が多く出てきています。

 

3、種類が豊富で値段も色々。

 

 

どの製品でも耐久性に大きな差はないと個人的にはおもっているのですが(種類は豊富でも鋼鈑を製造している国内メーカーは限られているため) 各メーカーや建材問屋が デザインがオシャレなものや断熱性のある塗料で仕上げされている物、裏に断熱材が裏に付いているもの、シンプルなデザインで値段重視の物など 幅広く商品ラインナップしております。

 

4、メンテナンスについて。

 

セメント系などの建材と違い、湿気を帯びる事がないためコケやカビが発生する事もなく、

 

長期間綺麗な状態を維持する事が可能です。また経年劣化による変形や割れ、欠けがないのも

 

安心です。また色が褪せてきても塗装する事が可能でスレートへの塗装よりも確実です。

 

また最近では、屋根だけではなく壁にも板金建材を使用するお宅も増えています。

 

綺麗になるだけでなくお家のイメージも大きく変えることが可能です。

 

5、経済的

 

 

 

プレスによる早い大量生産のため他の商品に比べてお値打ちな商品も存在します。また軽量で1枚の面積も他の瓦にくらべ大きいため施工が早く施工期間が短いのも特徴です。